長野市内で一戸建て!中古住宅と新築住宅どっちがお得?
日本はお家の購入を考えた時、必ずと言って良いほど新築を検討される方が多い国。
「新築神話」という言葉がある程に新築人気が根強いのですが、近年では中古住宅も検討される方が増えてきました。
長野県でも平成27年の調査では「新築住宅が良い」と回答した人は67.7%と半数以上を占めていましたが、令和2年では45.1%に減り、逆に「中古住宅が良い」と回答した人は6.3%から25.8%で増加傾向にあります。
実際に2016年を境に日本では新築住宅よりも中古住宅の方が売れていたりするのです。
今回は
「新築住宅VS中古住宅」
それぞれどんなコストがかかるのか、またメリット・デメリットについて見てみましょう。
どちらがお得か、またご自身にはどちらがあっているのか参考にしてみて下さい。
目次
購入費用の違い
それでは最初にそれぞれの費用の違いを見ていきましょう。
「消費税」は土地は非課税、建物部分は課税対象となっています。
事業者が販売しているケースでは消費税が建物部分に課税されますが、個人が売主の場合は非課税。
中古住宅の場合は売主が個人、という事が多いので非課税になることが多くあります。
高額になればなるほど消費税は侮れません。
新築住宅の場合は不動産購入の際、「仲介手数料」が無料になることがあります。
しかし、中古住宅は売主が個人のパターンが多い為、売買金額の3%+6万円(価格によって計算式は異なります)を上限に不動産業者に仲介手数料を支払わなくてはなりません。
そして新築の場合は床面積50㎡~280㎡の住宅であれば、120㎡までの建物の「固定資産税」が1/2になります。
中古住宅は、一定の要件を満たす改修を行うと建物の固定資産税が減額される場合がありますが、基本的にはありません。
「登録免許税」は2020年3月31日までに取得した場合、新築住宅と中古住宅で違いが出てきます。
「不動産取得税」も中古住宅は新築住宅よりも軽減されにくいとされています。
消費税や仲介手数料、税制上の優遇措置など様々な違いがありますね。
一言に住宅購入とはいえ色々検討する必要性がありそうです。
新築住宅のメリット
それでは次に新築住宅のメリットについて見ていきましょう。
まずは何と言っても新しい誰も住んだことのないお家で生活出来るという事!
一戸建てを新築で購入する一番の理由はここにあります。
注文住宅なら自分好みの間取りや最新の設備を取り入れる事が可能。
思い入れのある、一番お気に入りのマイホームを建てる事が出来るのです。
また、新築では当たり前に最新の安全基準や耐震基準に従っている為、安心な住まいを手に入れやすい事もメリットの一つ。
住宅をつくる技術はどんどん進化中
太陽光発電や全館空調等、電気代も抑えられたり、一定の室温を保ってくれたり
日々の家計に優しい機能がたくさんあります。
また、耐震性に優れていたりと性能はますますアップしているのでより安心安全な生活を確保しやすいと言えるでしょう。
初期費用(イニシャルコスト)に目が行きがちな住宅購入ですが、何十年も住むことを考えると家を購入してからの維持費(ランニングコスト)着目することも重要。
最新の設備を備えた新築の場合は維持費(ランニングコスト)を抑えやすいと考えられます。
そして住宅は大きな買い物である為、税を軽減する制度が設けられています。
住宅ローン控除や固定資産税・不動産取得税・不動産登記にかかる税の軽減は様々です。
また、新築住宅の場合は設備のグレードアップといったようなケースを除きリフォームの必要が無い所も魅力、保証期間に関しても「住宅品質確保促進法」により10年間保証されるようになっています。
長野市内でも二世帯住宅にはせず、ご自身の家族だけでお家を建てられる方が多くなりました。
そんな中で、新たに住む家はやっぱり新築がいい!と思う方が多いのかもしれませんね。
新築住宅のデメリット
逆に新築住宅のデメリットはこの様になります。
新築住宅の場合はまだ建物が完成していない状態で購入を決めなければいけない場合があり、イメージしきれない事があります。
実際に完成した建物を見てみたら
「思い描いていたイメージと違った」
なんて事も少なくありません。
よく聞くのはコンセントの位置や窓の配置に失敗した、、等、実際に住んでからでないと把握できない細かいことが沢山あります。
日当たりや眺望等も建ててみないと中々把握が難しい部分ですよね。
どれもやり直しするにはかなりの費用が掛かってしまい、せっかくの理想のマイホームなのに後悔するのは悲しい事です。
こんな事も考えなきゃいけなかった!こんな所に費用が掛かるなんて考えていなかった!
なんて事もありがちです。
そして購入した土地に上下水道が引き込まれていない場合は新たに設置する必要があります。
その際には水道負担金がかかり、地域によりますが15万から30万程度の負担が相場とされています。
そして何よりも住みやすい地域・人気の地域はすでに他の人が住んでいるもの。
また、長野市は「市街化調整区域」というお家が建てられるかどうかが分からない地域が多いので、この場所に住みたい!と思ってもカンタンに家を建てることはできません。
新築を建てるにはそもそも限られた条件のもと探さなくてはいけなくなってしまうのです。
最後に、
最新の設備や間取り、色々希望を叶えようとするとどんどん高くなってしまうのが新築住宅
建物自体が高くなってしまう可能性があるので、金額の面で新築住宅の場合はデメリットとなってしまうかもしれません。
中古住宅のメリット
それでは次に中古住宅のメリットを見ていきましょう。
まずは何と言っても購入価格が割安!
税務上で木造戸建ての耐用年数は22年、一戸建ての場合はこの耐用年数を超えると建物の価値はほぼ無くなってしまうため、新築に比べ建物部分を割安で購入できるのです。
しかし、これは財産の価値を計算する上でのお話。
実際の建物はまだまだ住居が可能です。
個人間の不動産売買は消費税がかからない所もメリットの一つですね。
また、中古住宅は購入前に建物の状態や、内見することが可能。
日当たりや風通しもわかります。
住居している方がいれば近隣の情報も教えて頂ける所も魅力です。
完成後入居したらイメージと違った、、といった後悔が減るのはとても助かりますね。
そしてエリア重視でお家を探している方は、
人気エリアでも中古住宅が売却に出ている可能性があるので候補に入れておくのがおすすめです。
新築のデメリットでお伝えしましたが住みやすい地域・人気の地域はすでに他の人が住んでいるもの。
その場合、中古住宅が売却に出ていれば割安で希望の立地を手に入れる事が出来るかもしれません。
長野市の中古住宅は土地が広い物件もありますので、広い庭があるお家も叶うのではないでしょうか。
そして中古住宅の販売をしている中にはフルリフォーム済みで購入できる物件も!
また、長野市では昭和56年5月31日以前に着工された個人所有の木造一戸建て住宅なら無料診断が可能!
申し込みをすると長野市から派遣した『長野県木造住宅耐震診断士』の方が
無料で住宅の《耐震診断》を行ってくれます。
予定件数に達してしまうと受付が終了してしまうので活用したい場合はしっかり事前に確認していただく事がおすすめです。
中古住宅のデメリット
それでは逆に中古住宅のデメリットを見ていきましょう。
まずは古さによって「修繕にコストがかかる」事。
リフォームするかどうかは自由ですが、新しい設備にすることでやはり快適性が上がるのは事実。
一度人が住んでいたお家になるので、新築戸建と比べると老朽化は進んでいると考えられます。
外観や設備以外にも、床下や屋根裏等の普段見えない部分もしっかりチェックしないと
場合によっては
雨漏りや害虫の被害が起きている可能性もあるので要注意です。
更に土地の状況や建物のつくりで希望のリフォームが可能かどうかも変わってきてしまうのでしっかり確認する必要があります。
また、売主が個人の場合は不動産会社へ仲介手数料の支払が必要だったり、新築住宅では適用される税控除が中古住宅には適用されないものがあったりします。
更に中古住宅でも住宅ローンを利用する方が多いのですが、住宅ローンは住宅を担保に貸し出せる金額を決めている為、やはり築年数が古いと審査が厳しくなります。
希望した融資額や返済期間が叶えられないとなると困ってしまいますよね。
他にも住宅購入の際は活用したい住宅ローン控除に関しても、条件によっては利用できない場合が。
中古住宅では1981年5月31日以前に建てられた建物は「旧耐震」と言って、今よりも耐震への耐久性が低いものが基準となって建築されていています。
こちらも不安があれば調査をする必要が出てきてしまい、
本来新築では不要の住宅診断が必要になってしまう可能性があるのです。
購入後の主なコストの違い、まとめ
新築住宅と中古住宅では購入後のコストも違ってきます。
新築の主なコストはやはり購入した住宅の費用が高い為、住宅ローンの金額が大きい所。
最新の設備にしていればその分建物の費用は高くなるのでローンの借入金も高く、月々の返済が多くなります。
逆に中古住宅は購入金額は割安ですが利用年数が長い為、修繕が必要になる可能性が。
また、電気代等省エネ性は新築の方が優れている為、月々の費用面で高くなる場合があります。
そして税制面では新築よりも優遇されにくい傾向にあり、その分の金額が高くなる事も。
新築住宅と中古住宅で様々な違いがあります。
何を重視するかで新築と中古どちらが魅力的に見えるかは変わってきます。
ご自身の一番大事な条件は何か、色々書き出してみるのも良いかもしれませんね。
「住宅省エネ2024キャンペーン」をうまく使えば補助金を利用してお得に住宅購入やリフォームが出来るかもしれないので、気になる方は是非こちらもチェックしてみてください!!
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