長野市の魅力リサーチ
今回は長野市が実施した「長野市の魅力」意識調査をご紹介したいと思います。
この調査は長野市民(移住者含む)に向けて、以下の3点についてリサーチ。
①自分自身が感じる長野市の魅力
②紹介したい長野市の便利なところ
③長野市を表す一言
調査結果はいかに!!!
(長野市企画政策課:令和4年11月実施)
みらながプロジェクト・市民意識調査の結果を報告します! – 長野市公式ホームページ (city.nagano.nagano.jp)
①自分自身が感じる長野市の魅力
回答名詞の言及数において圧倒的なワードは、
「自然」「山」
次いで「空気」「四季」「景色」「善光寺」「綺麗」が続きました。
具体的な回答例としては、
・街の規模、人の混み具合、首都圏からの距離などちょうどいいと感じる
・美しい景色に囲まれて幸せ
・オリンピック開催都市の誇り
・都市と自然の一体化
上記のような回答がありました。
自然や山、美しい景色は長く長野市に住んでいるともう当たり前の景観として、
さほど魅力には感じません。
そしてオリンピック開催都市の誇りも、今の若年層には全く響かないと思います。
長野五輪の非リアルタイム世代からすると、「いつまで長野五輪に黄昏てるのか」「私たち別に知らないし記憶にないし」という声があります。
長野五輪の賞味期限はとっくに切れていることを行政は受け止めてほしいですね。
②紹介したい長野市の便利なところ
次に長野市の利便性についての回答です。
こちらの回答名詞言及数では圧倒的に「新幹線」
次いで、アクセス・車・便利・東京と続きます。
1997年に長野新幹線開通、その後は北陸新幹線となり富山、金沢まで開通。
埼玉、東京まで1時間台、そして富山、金沢までも1時間台というアクセスの良さはやはり確固たる人気のようです。
新幹線駅の軽井沢、上田市、佐久市も今では移住人気に沸きます。
新幹線1本で1時間台で移動できる点で、通勤圏内としても抵抗がないようです。
③長野市を表す一言
最後の調査結果の名詞言及数は、
自然・街・善光寺・豊か・田舎が上位にランクイン。
自然と街のバランスがちょうどいい、
長野市と言えば善光寺、
四季も食べ物も豊かな田舎、
やはり名詞言及にもあるように、
「ド田舎過ぎず・都会過ぎない=ちょうどいい」
ですが人によってはこのちょうどいいが、中途半端に感じたり、
善光寺以外の観光名所が乏しい、善光寺・門前仲町だけが潤っている、
善光寺頼みの商圏という印象をもつ方もいます。
事実、長野市に隣接する千曲市と須坂市には数年後に大規模商業施設の開発が決まっており、
車社会の長野では多くの長野市民が市外で買い物をするようになるでしょう。
また長野駅から善光寺までの中央通りは大型商業施設が次々と閉店しマンション建設ラッシュ、
繫華街としての地位にある権堂商店街も人は減る一方で権堂周辺にもマンション建設が。。。。
住む場所には良いが、買い物は市外へ。。。そんな長野市になりそうなイメージがあります。
さらには長野市の土地の値段も異常に高騰中。
マイホームは土地の安い須坂市、千曲市、小布施町等の隣接市町村に流れ始めています。
今回の長野市の魅力調査は非常に有意義な施策だと思う反面、
長野市に足りないもの・改善すべきことの調査も実施すべきだと思いました。
実際に当社にご来店されるお客様からも
・道路開通しても余計に渋滞悪化する
・有効活用できてない五輪施設をなぜ維持するのか
・なぜ長野市だけ異様な土地高騰なのか
・市街化調整区域をいい加減見直ししてほしい
(小布施町や須坂市は行政が動いているのに)
・車社会なのに駐車の利便性が悪い商業施設が多い
こういった声もよく頂戴します。
(須坂長野IC前の県下最大級商業施設は2024年秋に完成予定)
これからマイホームを希望される皆様にも、あまり長野市にこだわり過ぎず、
住みやすく、渋滞も少ない、車での商業施設通いがスムーズで、
移住や定住そして次世代を見据えた子育て支援に力を入れる千曲市や須坂市、小布施町も、
「住みやすい、良い家を建てるため」の地として
ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
すでに人の流れは動いています!近隣市町村も土地高騰になる前に!
今がオススメです!
(注文住宅の相談窓口・長野店)