住宅のLCCって何?
家づくりに向けてイメージする「予算」
土地、建物の金額、諸費用、火災保険、住宅ローン手数料など、
トータルで発生する総額。
確かに大事です。間違ってません。
ですが、今回注意喚起したいのが「LCC」についてです。
LCCとは、ライフサイクルコストのこと。
一般的に家づくりで想定する「予算」とは、あくまでも家を購入する「時に」発生するものです。
一方でLCCは、購入した家でその後10年、20年、30年と生涯にわたり暮らしていくことで
「永続的」に発生する費用のことを指します。
今回注意喚起したい理由が「家を購入費だけで考えると後悔する!」です。
下の図のように、我々はどうしても「見える部分=建築費」で判断しがち。
ですが、家は買った後も出費は避けられません。
電気、ガス、水道は当然使います、床や外壁、設備もメンテナンス、修繕が必要です。
身近な例えですと自動車はわかりやすいです。
購入後もガソリン、オイル交換、タイヤ交換、税金、点検、車検、メンテナンス、
そして壊れたら修理と、愛車を使う上で永続的に費用が発生してますよね。
これは家も同じことです。
当初のイニシャルコストだけで判断すると危険な理由がここにあります。
ローコスト住宅ならなぜローコストなのか、住み始めての注意点、デメリットは何があるのか、
確実に発生する費用は何か、その点も注意すべきですし、親切に敢えてそこも情報提供してくれる住宅会社、担当者は信頼できます。
我々も、お客様とのヒアリング時、住宅会社紹介時、
「デメリット・注意点が無い家なんてありません」というスタンスで、
お客様が聞きづらいこと、住宅会社側があまり乗り気じゃないことも、
第三者としてズカズカ聞くこともしばしば。
ぜひLCCの視点も入れながら、家づくりを悩んでいただきたいと思います。