長野市で家を建てる時に耐震性能は大事?気になる地震に強い家
日本は世界でも世界第4位の地震大国となっている事はご存知ですか?
その中でも長野県はTOP10に入る程、地震が多い県です。
そんな長野市で住宅を購入する場合は耐震性能は気にしておいた方が良いでしょうか?
大きな地震が無いと忘れてしまいがちな耐震性能。
今回は耐震等級の区分や、耐震のための工法、耐震等級が高い家に住むメリットをご紹介します。
是非参考にしてみて下さい。
目次
長野市の地震はどの程度?
長野県自体が地震の多い県ですが、
長野市でも回数にムラがあるものの「少ない」とは言いにくい地域となっています。
気象庁のデータベースによると
2023年は震度1以上の地震が10回発生。
2022年は震度1以上の地震が6回。
2021年は震度1以上の地震が27回起きています。
そして、2024年1月1日には令和6年能登半島地震が発生し、長野市も地震の回数が跳ね上がっています。
なんと1月1日~1月24日の間に震度1以上の地震が28回も!
長野市が広いという理由もありますが、北信エリアの中では栄村の次に地震の多い地域となっているので、やはり気をつけておくべき地域である事が伺えます。
耐震等級とは
耐震等級とは、住宅を強度によって等級に分類した性能表示です。
こちらは「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」
という法律によって決まっています。
等級は3等級設けられており、基本となる等級は耐震等級1となります。
1~3の等級がどう違うのかご紹介していきます。
現在の建築基準法では、「耐震等級1」が家を建てる上で必ず必要になっています。
なお、耐震等級1は震度6弱程度(400ガル)の地震に耐えるレベルですが、
「1回の大地震で倒壊・崩壊しないこと」が決まり事です。
「1回目に来た地震で建物が耐えている間に逃げて下さいね。」という基準です。
地震は建物倒壊等による圧迫死の割合が多い為、この様な基準を設け被害を少なくしています。
その為、複数回来る地震を想定しているわけではない耐震等級は
「住み続けられる家」を約束しているわけではないのです。
そして、震度6弱は「400ガル」という数値になります。
「ガル」というのは振動の激しさをあらわす数値になり、
耐震等級1は400ガルに耐えられる、という事になります。
耐震等級2は耐震等級1の1.25倍なので500ガル、
耐震等級3は耐震等級1の1.5倍なので600ガルとなります。
それでは、過去に起きた大きな地震ではどれぐらいのガルが発生しているのでしょうか。
熊本地震:1,580ガル
東日本大震災 : 2,933ガル
阪神・淡路大震災 : 891ガル
これだけを見ると「400」という数字が可愛くすら感じてしまうレベルです。
そして、令和6年能登半島地震は2826ガルと、東日本大震災にも匹敵するほどのガル数でした。
耐震等級3であってもガルという数値だけ見れば、大震災が起きてしまった場合は賄えていない事がわかります。
※地震による崩壊はガル数だけで決める事は出来ないのでどの耐震等級でもダメ!という訳ではありません。
耐震等級1があるから最低限保証されている、という考えは間違いではありませんが、
今後来る大きな地震の事も考えて、どの耐震性能で備えておいた方が良いのかしっかり考えてみて頂くのが良いのではないでしょうか。
耐震に強い工法は?
耐震に強い工法でぱっと思い浮かぶとすれば鉄骨や鉄筋コンクリートでの工法、
という方も多いと思います。
鉄骨の強度は木材よりも高い性能がありますし、高層マンションが木造で作られる事は中々ありません。
ただし、鉄骨は木造住宅よりもコストがかかってしまう為、予算オーバーになってしまう可能性もあります。
では、木造住宅で地震に強い工法はあるのでしょうか?
木造には2×4(ツーバイフォー)工法というものがあります。
従来の木造建築手法は在来工法(軸組工法)と言いますが、
例えるならば割り箸の様なもので家の骨組みを作っていくような形になります。
ツーバイフォー工法は例えるならば段ボールの様な形のもので家を作っていくようなイメージです。
ツーバイフォーは面と面が支えあっているので耐震性に優れていると言われています。
そして、在来工法に比べシンプルな方法で住宅を建てられるので、
人件費や工期短縮でコストカットする事も可能になってきます。
ただし、今はウッドショックで木材も値上がりしているのでどの工法でも値段が高くなっています。
予算オーバーにならないようにしっかり検討していくことがオススメです。
耐震等級が高い家に住むメリット
耐震等級が高い家に住む一番のメリットはやはり安心感です。
地震に強い家を手に入れられる事は地震大国では大事になってくるはずです。
そして、住宅購入時に火災保険加入と合わせて入れる地震保険は耐震等級3で50%の割引となります。
※耐震等級1は10%割引、耐震等級2は30%割引
書類の提出が必要だったり、中には地震保険には入らないという方もいますが、もし加入するなら割引されるのでメリットになってきます。
他にも住宅ローンの金利が引き下げになるのも嬉しい所です。
例えば、住宅金融支援機構の住宅ローン「【フラット35】S」では当初10年間金利が0.25%引き下げになる可能性があります。※2023年8月時点
そして、耐震等級が高く、尚且つ長期優良住宅と判断された場合にはこんなメリットがあります。
耐震等級が高いだけでもメリットはありますが、長期優良住宅になると更にメリットがあるので住宅購入の際は検討してみるのも良いのではないでしょうか。
まとめ
耐震等級が高い家を購入する事にはたくさんのメリットがあります。
ただし、気をつけて頂きたい所はその分費用が高くなる事です。
そもそもの予算に見合わない家を購入しては、その後の生活が快適ではなくなってしまいます。
また、物件の広告やパンフレットに「耐震等級3相当」と記載されているものがあります。
耐震等級3家なんだ!となってしまいがちですが、こちらは耐震等級の認定を受けていない場合に使われています。
「耐震等級3相当の家」とは、
「住宅性能評価機関への申請はしていないが、耐震等級3と同等の耐震性を持つ物件」
のこと。
メリットで挙げた、住宅金融支援機構の住宅ローン「【フラット35】S」の金利引き下げや、
耐震等級3の地震保険の50%割引は認定されないと受けることができません。
耐震等級の認定には、認定機関による審査のために数十万円の費用がかかります。
近しい性能であれば気にしないという場合であれば問題ないかもしれませんが、
優遇はしっかり受けたい、という方であれば注意しておいた方が良い所です。
耐震等級の認定を受けるよりも、性能が同じで少しでも費用を抑えてお安く良い家を提供したいと考え、耐震等級3相当にする建築会社もあるとのこと。
ただし、何を根拠に「相当」としているのかがはっきりしていないと、
その性能は希望よりも低い可能性があるのでしっかり確認はしておきましょう。
耐震等級が高いお家は今後の大きな地震に備えるならば大事になってくる箇所です。
ただし、他にも大事にしたい部分やお金を掛けたい場所があるなら全部どりで予算オーバーになってしまうかも。
どこに費用をかけるべきかはしっかり話し合って決めていきましょう。
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