長野で住宅購入を検討されている方がたくさんいるかと思います。
その際気になるのは「ハザードマップ」
常に見るものではないので手元に置いて置く方も意外と少ないかもしれません。

「そもそもハザードマップって？」
「住宅購入の際は気にしておいた方が良いの？」

今回はハザードマップについてご紹介していきたいと思います。

ハザードマップとは？

聞いたことはあるけど実際にどの様なものか知らない人もいるハザードマップ。
一般的には自然災害の被害軽減や防災対策の為の被災想定区域や避難場所等をお知らせしてくれる地図になります。
これがあると川が氾濫した時にどの程度の被害があるか等見ることが出来ます。

ハザードマップは土地の成り立ちや地形・地盤、過去の災害履歴等の情報を基に作成されていて、情報はネットでも公開されています。

長野市では洪水ハザードマップが全戸配布されています。
広報ながの８月号とともに届いていますが長野市にお住いの方、開いて見てみましたか？

もし見ていない方がいれば是非この機会に確認してみて下さい。

ハザードマップ確認の方法

実際にハザードマップを確認してみよう、となってもどこで確認していいかわからない事も。
市や町からそれらしきものが配布されているけど「どう見れば良いかわからない」なんて事もありますよね。

今はインターネットやスマホでも国土交通省がハザードマップポータルサイトを提供しており、身のまわりの災害リスクを調べる事が出来るようになっています。

ハザードマップポータルサイト
使い方は簡単で基本は住所を入力すればOKです。

そうするとこの様な形でポップアップがされるようになっています。

また、実際に災害が起きたときの避難場所も
を押すとどこが避難場所かも教えてくれるようになっています。

今表示されているのは洪水に関する情報ですが下記の情報が選択できるようになっているので色々確認してみましょう。

長野市のホームページからでも確認出来る様になっていて、使い方は基本的には同じですが、
更に参考資料として2019年東日本台風災害の浸水想定も見られるようになっています。

長野市に家を建てたいと検討されている方はこちらでも是非確認してみて下さい。
長野市行政地図情報

危険エリアには家を建てない方が良い？

自分たちの住みたい場所をハザードマップで調べてみたら危険なエリアだった、という場合。
その場所で家を建てるのはあきらめた方が良いのでしょうか。

実は長野市のハザードマップを見てみると浸水想定区域はほぼ全エリアにかかっていると言っても過言ではないぐらい広範囲に広がっています。
長野市は千曲川や犀川等の一級河川が多く、海が無くても水害の危険が潜んでいるエリア。
そして、水害を逃れるために山に近い場所を選べば今度は土砂災害の心配があります。

ならどう判断すれば良いの？
と思った方はハザードマップの想定で表示される「浸水深」を確認してみて下さい。
洪水ハザードマップで表示される最大浸水深は以下の通りとなっています。

絶対にハザードマップにはひっかからない、尚且つ希望が全て叶うエリアで家を建てる！
と思っている方以外は「希望エリアの想定浸水深の度合いで判断する」というのも一つの手ではないでしょうか。

そして、安全かなと思ってもこれはあくまでも想定なので、常日頃から避難場所等チェックする事をおススメします。

対策した家にしよう

水害リスクが高いエリアだけど、どうしてもここがいい！
という方も中にはいると思います。

その場合はしっかり対策した家にする、という方法もあります。

せっかく建てた家が被害に遭うのは悲しいですが、家は家族で幸せに暮らすためにあるものです。
家の被害はあれど「家族の命が全員無事な事」、「被害後に生活に困らない事」が本来は一番大事な所。
それならばしっかり保険をかけて対策する事が可能です。

補償がしっかりしていれば家を建て直す事も家財道具を買いなおすことだって出来ます。
お家に被害があってしまったけど補償がない、更に住宅ローンも残っている、、、
なんて場合はその後の生活も困ってしまいますよね。

心配な箇所を保険でカバーしてあげる事で、安心して自分たちの気に入ったエリアに住むことが出来るなら決して悪い方法ではないと思います。

様々な方法を検討してみる事は「より良いお家を手に入れる事」にも繋がりますので、是非家族で話し合ってみて欲しい所です。

まとめ

2019年には長沼地区穂保での千曲川堤防決壊による浸水被害、千曲川沿川の篠ノ井地区、松代地区、若穂地区においても浸水被害が発生しました。
国道が水没し、4,000棟を超える住家が被害を受けるなんて誰もが想定していなかったはずです。

自然災害はある程度予想出来る様になりましたが、想定外の事も本当にたくさんです。
そして災害はある日突然やってきます。

そうすると1度見た程度の避難場所をパニック状態の頭では冷静に判断することが出来ないはずです。
常日頃から家族全員で災害が起きたときの行動をどうするか、どの避難場所に行くか、ハザードマップの情報に変わりはないか等、定期的に話し合う事が大事になってきます。

気候変動による集中豪雨の多発や台風の強大化に備えて様々な面で対策をしていきましょう。

被害に遭った際に困らないような方法について、しっかりプロに相談してみたい方は是非一度アネックスライフにご相談下さい！
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