長野市で通学も安心!学区や通園路から考える土地選び

家を建てる場所を決めるとき、多くの人が重視する「学区」。

「この学区内だったらどのあたりでも良い!」と、住む場所を決めてしまうケースも多いものです。

これから子どもを授かり育てていくことを考えるなら、学区や通学路を生活の一部としてしっかりチェックすることが大切です。

どんな所に気を付ければよいか、ぜひ参考にしてみてください!

学区重視で見落とされがちなポイント

家づくりや土地選びの際、「どの学区に属しているか」を重視するご家庭は少なくありません。

とくに子育て世代にとって、子どもが安心して通える学校が近くにあるかどうかは、暮らしの満足度を左右する大きな要素のひとつです。

しかし、「なんとなく」「人気があると聞いたから」といった曖昧な情報だけで判断してしまい、実際に住み始めてから「思っていたのと違った」と後悔するケースも少なくありません。

では、学区を選ぶ上で本当に大切にしたいポイントとは何でしょうか?
以下のような具体的な視点で確認してみる事がおすすめです。

これらは実際の生活に直結する重要な要素であり、欠かす事ができない確認事項です。

また、将来的に兄弟が増えることを考えて、みんな同じ小学校・中学校に通わせたい方がほとんどだと思います。

その場合は、学校の定員や児童数の推移をチェックしておくと安心です。

ただし、長野市では、近年、学校の定員に対する心配はそれほど大きくないので、むしろ気にすべきは、学校の統廃合の可能性や、学区再編の動きだと考えられます。

特に郊外や人口が減少傾向にあるエリアでは、小学校が数年以内に統合されることもあるため、「今の学区」が将来的にも維持されるのか、あらかじめ市の計画などを調べておくことが大切です。

さらに、共働き家庭にとって見落とせないのが、「学童保育の定員」や「放課後の活動の充実度」。

同じ市内でも、学区によって放課後の預かり時間や利用できる児童館の数には差があるので、しっかり情報収集を行いましょう。

他にもこんな点を確認してみると良いかもしれませんので、是非参考にしてみてください。

学区は、家の立地を決めるうえで大きな影響を持っています。

一度住んでしまうと簡単に変えられないからこそ、「通わせ続けられる環境が整っているか」を視野に入れて考えてみましょう。

通学路は“安全性”が最優先!何をチェックする?

子育て世代にとって、通園・通学路の安全性は、土地選びの中でも最優先事項のひとつです。

どんなに学校や保育園に近くても、毎日の道のりに不安要素があると、子どもを一人で送り出すのはためらわれます。
とくに小学校低学年のうちは、通学路の安全性はとても気になるところです。

その際の、通学路でチェックしたいポイントをまとめてみました。

◆歩道の有無
車道と歩道がしっかり分離されているかどうかで、安心感は大きく変わります。
なかには歩道があっても狭かったり、電柱や段差が多くて歩きにくいルートもありますので、実際にお子さんと一緒に歩いて確認するのが理想です。

◆交通量と見通し
幹線道路沿いや抜け道として使われる道は、時間帯によっては交通量が多くなります。
また、カーブの多い道や交差点では、運転者から子どもが見えにくくなる“死角”も多くなるため要注意です。

◆信号の設置場所や横断歩道の有無・位置
中には横断歩道があっても信号がない場所や、信号のタイミングが短すぎて子どもが渡りきれないような箇所もあります。
こうした点は、実際に登校時間帯(朝7〜8時頃)に一度歩いてみることで、初めて気づくことも少なくありません。

◆路面の凍結や積雪の影響
歩道が除雪されていないと、子どもが車道に出て歩かざるを得なくなるケースも。
特に通学時間帯は除雪が間に合わないことも多いため、自治体の除雪ルートや優先道路に指定されているかどうかも調べておくとよいでしょう。

◆街灯の設置状況
冬は日が短くなるため、朝・夕ともに薄暗い時間に子どもが外を歩く可能性があります。
道路沿いに街灯がしっかり設置されていて、点灯時間が適切かどうか、夜でも安心して歩ける明るさかどうかを確認しておきましょう。

◆一緒に帰れる子がいる環境
子ども同士で一緒に登下校することで、交通トラブルへの注意力が上がり、防犯面でも抑止力になります。
新しい分譲地などを選択すると子育て世帯が集まりやすく、同じ学年の子や同じ学校の子が近くに住んでいる可能性が高くなります。
他にも土地購入を相談している仲介業者さんにご近所の状況を聞いてみることもおすすめです。

地域によっては登校班や防犯パトロールなど、子どもたちの安全を守る取り組みをしているところもあるので、そのような活動が盛んな地域を選ぶのも一つの方法なので確認してみましょう。

実際に歩いてみることでしかわからないことが多くあります。

将来の暮らしを想像しながら、お子さんの成長に寄り添える環境を丁寧に見極めていきましょう。

通いやすさは距離だけじゃない

土地選びや家づくりをする際、「小学校まで徒歩15分以内」と聞くと、「近くて安心」「通いやすそう」と感じる方も多いのではないでしょうか?

しかし、実際に住んでみると、「思っていたより大変」「毎日の通学が負担になっている」といった声も少なくありません。

なぜなら、それは“距離”だけで通いやすさを判断してしまっているからです。

たとえば、地図上では徒歩15分でも、実際には途中に急な坂道があったり、階段が多い小道を通らなければならなかったりすることがあります。
エリアによっては、「直線距離は短くても、坂道がきつくて毎日通うのが大変」といった事も。

また、通学途中に踏切がある場合も要注意。
特に「遮断機のない踏切」は、子どもにとって非常に危険なスポット。
周囲の音に気づきにくい状況や、踏切の見通しが悪い場所では、列車接近のサインに気づくのが遅れることもあります。
保護者としては必ず、踏切の安全性や警報機・遮断機の設置状況を確認しておきましょう。

加えて、トラックや大型車両の通行が多い道路も、毎日の通学にはどちらかといえば向いていません。
たとえ歩道があっても、大型車がすぐ横を通るだけで、子どもにとっては大きなストレスとなります。
歩道の幅や防護柵の有無なども合わせてチェックしたいポイントです。

そして、意外と見落とされがちなのが、信号の数や交差点の多さです。
信号が多すぎると、子どもが歩くペースではなかなか前に進めず、登校に時間がかかることも。
また、信号の待ち時間が短すぎる場所では、渡り切る前に信号が変わってしまうリスクもあります。

交差点の見通しが悪い場所や、右折・左折車の出入りが激しいエリアも要注意。
車が思いがけない動きをすることが多く、子どもがルール通りに横断していても事故のリスクが高まります。
通学路が整備されている地域では、交通誘導員や見守り隊などが配置されていることもありますが、それらがない場合は、保護者としてより慎重な目線でのチェックが必要です。

雪の日:除雪が追いつかない歩道では、子どもが車道に出てしまう可能性もあります。歩道の除雪状況や、市の優先除雪ルートに指定されているかも確認しましょう。

雨の日:水はけの悪い道では、大きな水たまりができてしまい、靴が濡れたり転倒したりする原因に。傾斜がついているか、排水溝が適切に設置されているかなども要確認です。

冬の朝晩:気温が氷点下になることも多く、日陰や北向きの道路では路面凍結が起きやすくなります。小さなお子さんが滑って転倒しないよう、凍結リスクのある坂道や橋の上は避けたいところです。

通学のしやすさを見極めるには、大人の目線だけでなく、子ども目線でシミュレーションすることが重要です。

「背の低い子どもからは、車がどれくらい見える?」
「人通りが少ない場所で、何かあったときに助けを呼べる?」
「天候が悪い日でも、転ばずに歩ける?」

こうした視点で一度歩いてみると、意外な課題や改善点が見えてくるはずです。

子どもにとっての“通いやすさ”は「心の余裕」にもつながります。
朝から険しい坂道や騒がしい道路を歩いて登校するよりも、静かで安心できる道を歩けた方が、心にもゆとりが生まれ、学校生活にも良い影響を与えるのではないでしょうか。

「人気学区」には落とし穴も?予算・競争・土地選びに注意

「人気の学区に家を建てたい」
家づくりを考えるうえで、こうした気持ちを抱くのはごく自然なことです。
そうすると、ついその学区内の土地に目が行きがちですよね。

しかし、「人気学区=安心・快適」というわけではありません。

評判やブランドだけで学区を選んでしまうと、土地選びの自由度が下がったり、予算に大きな影響を及ぼす可能性もあるのです。

①人気学区ほど土地価格が高騰しやすい
もっとも分かりやすい“落とし穴”は、土地価格の上昇です。
需要が集中する人気エリアでは、同じ面積・同じ条件の土地でも、隣のエリアと比べて数十万~数百万円以上価格差がついていることもあります。

たとえば、長野市内でも利便性が高いエリアや、駅に近く、かつ評判の良い学校がある学区では、コンパクトな土地でも1,000万円を超えることが珍しくありません。
その結果、建物にかけられる予算が削られてしまうことも。

さらに、人気エリアでは「良い土地が出るとすぐ売れてしまう」ことも多く、じっくり検討する時間が取れないまま購入を決断しなければならないケースもあります。


「周辺環境まで十分に調べきれなかった」「もう少し待てばよかったかもしれない」と、あとで感じることにならないよう、焦りすぎない姿勢も大切です。

②長野市では「定員オーバー」の心配は少なめ
全国的には、人気学区の学校で児童数が多すぎて定員オーバーになり、希望の学校に通えないという問題も起きています。
ただし、長野市ではこの点は比較的安心。
市内の多くの小中学校では、近年の児童数の減少により定員にゆとりがある状態が続いており、「入れない」「教室が足りない」といった事態は今のところあまり心配しなくて大丈夫そうです。


また、長野市では原則として学区外からの越境通学は認められておらず、地域外の子どもが大量に流入してくるといった状況もほぼありません。

つまり、人気学区に入ったからといって「地域のつながりが薄い」「近所に同級生がいない」といった心配はあまりなく、比較的落ち着いた教育環境を期待できるエリアが多いのが長野市の特徴といえるでしょう。

③土地選びの視点も忘れずに
それでも、人気学区エリアで家を建てる際には、「学区」だけで判断せず、その土地が暮らしやすいかどうかの視点を忘れないことが重要です。
たとえば、以下のような点も合わせてチェックしてみましょう。

・日当たりや風通しは良好か?
・前面道路の幅は十分か?
・整形地か? 変形地や高低差のある土地ではないか?
・土地の条件に建築制限がないか?
・インフラ整備(上下水道・ガス・電気)は済んでいるか?

特に長野市内では、坂の多いエリアや、土地の一部に擁壁(ようへき)※土留めの構造物が必要な場所など、造成や外構に追加費用がかかるケースもあります。
いくら学区が魅力的でも、土地に思わぬコストがかかってしまえば、結果的に家づくり全体の計画に支障が出てしまうかもしれません。

また、人気学区のエリアでは「広い土地」が出にくく、敷地に余裕がない家づくりになりがちです。

駐車スペースが取れない、庭が作れないといった条件を飲まなければならないケースもあるため、理想の暮らしと照らし合わせながら、慎重に検討する必要があります。

「人気学区だから」といって無条件で安心・快適とは限りません。
本当に大切なのは、その学区に属することで、「自分たちの暮らしにどんな影響があるか?」を冷静に見極めることです。

たとえば、徒歩10分圏に買い物施設や公園が揃っている、通学路が安心、安全で、周囲に同年代の子どもが多い、など総合的な暮らしやすさを考慮することが、失敗しない家づくりにつながります

情報に流されすぎず、自分たちにとって本当に大切な条件をしっかり整理した上で、「人気」という言葉に惑わされない土地選びを進めていきたいですね!

こちらで長野市内の土地の坪単価をまとめてみました。
ただし、長野市内の小学校は52校!
かなりの多さなので、中心地をメインにピックアップしています。是非参考にしてみてください。

将来の子どもとの毎日をイメージする土地選びを

新築住宅を建てるとき、つい「家そのもののデザイン」や「設備」にばかり目が行きがち。

通園・通学は、子どもが毎日通る道。
たった10分の道のりでも、危険が潜んでいたり、歩きにくかったりすれば、親も子もストレスになってしまいます。

また、学区選びは一度決めたら簡単には変えられない長期の選択です。
兄弟姉妹が通う将来まで視野に入れて、じっくり考えたいポイントになってきます。

土地選びの段階で、実際にそのエリアを家族で歩いてみる・通学時間に見てみる・近くの公園や学校の雰囲気を感じてみるなど、肌感で確かめておくのがおすすめ。

「ここなら安心して送り出せる」「子どもがのびのび育ちそう」と思える土地は、きっと家族にとっても居心地のいい場所になります。

マイホームの計画は、未来の家族の暮らしそのものを考えるきっかけです。

ぜひ家族でたくさん話し合って、後悔のない土地選びを進めてくださいね。

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