長野市で住宅購入!マイホーム貧乏にならないために気をつける事
住宅購入をした人たちの中には「マイホーム貧乏」になってしまう人たちが一定数存在します。
マイホーム貧乏って何?
名前を聞いただけでなんとなくイヤなイメージだと思う方がほとんどではないでしょうか。
聞いたことがある方も、無い方も
「これから家を建てようかな」
と考えている方は是非参考にしてみて下さい。
すでにマイホームを購入している方も要チェックです!
目次
マイホーム貧乏とは?
家を購入できる程の収入がある家庭でも、過度な住宅ローンの支払いや家にかける費用が多く、他の所で生活費を切り詰めなければならない状態を「マイホーム貧乏」「住宅ローン貧乏」「持ち家貧乏」「隠れ貧乏」などと言います。
ネット上でも
「家を購入すると貧乏になるのは本当ですか?」
という、家の購入=貧乏という内容に不安がる声もよく見かけます。
購入時には問題がなかったかもしれないけれど、ちょっとしたことを見落としてしまって将来的に家計が苦しくなる事があるかもしれません。
住宅購入の際はしっかり計画を立てていくことがとても重要です。
マイホーム貧乏になってしまう理由は?
理由は色々ありますが、その中でも代表的なものを挙げていきます。
今まさにマイホームの購入を予定している方は、当てはまらないかどうかしっかり確認しておきましょう!
諸費用や税金の事まで考えていなかった
マイホームを検討する方の中に
「今払っている賃貸とそれほど変わらないから家を購入したい」
という方がいます。
家を建てる際には建物以外にも外構工事費や登記費用、家具家電購入、引っ越し代など様々な費用が発生します。
それ以外にもマイホーム購入後はメンテナンス費用もかかってきます。
更に固定資産税は毎年かかりますし、火災保険も賃貸の時とは比べ物にならない程高い金額です。
思わぬ出費が発生すればするほど家計を圧迫してしまい、生活が苦しくなってしまいます。
その様な諸費用やマイホーム購入後のお金の事を考えないで
「家賃とそれほど変わらない」
と考えてしまっている場合は
「マイホーム貧乏」
に陥ってしまう可能性があります。
もし家賃と同じぐらいならマイホームを購入しよう、と考えているのであれば税金や維持費がかかり、
これまでよりもお金がかかる事をしっかり把握しておきましょう。
資金計画があいまい
住宅ローンの借入額を決める時はライフプランの変化など、先を見越した資金計画が大事になってきます。
住宅ローンは一般的には年収の20%~25%以内に抑えると負担が少ないと言われていますが、場合によっては30%~35%でも融資の審査に通過する事もあります。
収入の30%~40%近くを住宅ローンの返済に充ててしまうと、貯蓄が出来なくなってしまったり家計を苦しめる原因になってしまう可能性があります。
また、「収入は上がっていくもの」「ボーナスは必ずもらえる」という想定で住宅ローンの借入額を計算すると、想定外に対応できず生活が苦しくなってしまいます。
「毎月のお給料が減ってしまった」、「業績不振でボーナスが減ってしまった」
もしこんな事が起きてしまったら間違いなく家計に大きな影響があるはずです。
今は住宅ローンの借入期間を40年というタイプで契約する方もいます。
中には定年時の退職金で残りを返済するという方もいるかと思いますが、退職金が想定よりも少なかった・定年後の再就職がうまくいかなかったなんて事もあるかもしれません。
年金メインで生計をたてる際に、まだ住宅ローンの返済が続いてしまうとなるとやはり生活は苦しくなってしまいます。
この様に先々に起こる事を予想して、住宅ローンの借入の金額や期間を検討しておかないと予想外に対応できず「マイホーム貧乏」になってしまう可能性があります。
「何があっても返済できる」という金額で住宅ローンを組む様に心がけましょう。
養育費が想像以上
マイホーム購入を検討するきっかけの一つに「子供が産まれた」という理由があります。
当たり前の事ですが人が1人増えればその分生活費が上がります。
更に進学で私立に行ったり、習い事があればもっとお金がかかる様になるはずです。
お子さんの将来の為にかかるお金は「お子さんが何をしたいか」によっても変わってきますが、もし海外留学したい・プロのスポーツ選手になりたいとなればたくさんのお金が必要になってしまいます。
養育費を最初から公立前提・習い事も最低限で予定していると、思わぬ出費が起きてしまう可能性が。
お子さんがいればご近所のお付き合いも増えるので、その様な細かなお金に関しても計画に入れておかないとちょっとしたことで家計が赤字になってしまうかもしれません。
マイホーム貧乏にならない為には?
まずはマイホームを購入する前に、現在の固定費でどの程度の出費があるかを明確にすることが大事になってきます。
今の収入から現在どの程度のお金が出ていくのかを把握しておきましょう。
意外と通信費が高くついているご家庭がまだまだ多いので、格安SIMに変えるだけでもお金が浮いてきます。
他にも、加入している保険を見直ししてあげる事によって、より適正な保険を適正な価格で入りなおすことも出来るかもしれません。
昔に入った保険がどんな内容のものなのか知らずに加入し続けてるという方も多いので、マイホーム購入時に見直してあげるのがベストです。
それを基にライフプランの見直しをして、住宅ローンの借入金額を決めていくことが大事になってきます。
可能であればマイホーム購入の際は頭金の用意があると安心です。
ただし、頭金で貯金がからっぽになってしまうのはリスクがあるので、しっかりバランスも考えておきましょう。
それらをふまえて住宅ローンの借入金額が決まれば、それによってどのエリアにどんな家が建てられるのかが明確になってくるはずです。
また、マイホーム購入後は、繰り上げ返済でローンの期間を短くしていくことも出来るので余裕がある方にはオススメです。
ただし、繰り上げ返済をしすぎて家計が圧迫されてしまうようであれば、結局はマイホーム貧乏になってしまう可能性があります。
日々の生活や貯蓄がしっかりと出来ているかどうかで繰り上げ返済は検討していくように注意しましょう。
退職金で住宅ローンを一括返済する計画をしている場合は、老後の生活に支障はないかもしっかり考えておく必要があります。
老後の生活は収入が減ってしまうので、なるべく退職金は残しておくようにすると安心です。
定年後に住宅ローンが残らないように返済の年数を決めておくと良いでしょう。
もしマイホーム貧乏になってしまったら
どんなに準備しても絶対に「マイホーム貧乏にならない」という保障はありません。
想像していたよりも、もっと大きな予想外が起きてしまう事だって考えられます。
もしそのような事態が起きてしまったら
・再度ライフプランの見直しをする
・住宅ローンの借り換えを検討する
・住み替えやリースバックを検討する
このような対策をしてみる事がオススメです。
特にライフプランの見直しは何度しても損はありません。
自分で家計簿をつけて生活を切り詰めるでも良いですが、不安を感じた際はプロに相談するのが一番です。
プロならではの視点で、思ってもみなかった解決策が見つかるかもしれません。
信頼して相談できるFPの方を一人見つけておくとその後の生活も安心です。
また、住宅ローンも変動金利か固定金利かでもその後の生活が大きく左右される可能性があります。
「変動金利の方が安かった」という理由でマイホーム購入時は変動金利にしても、その後どんどん金利が上がってしまって生活が苦しくなってしまう可能性もあります。
その様な場合は、手数料を払っても住宅ローンの借り換えを検討してみましょう。
金利は変化し続けているので常にチェックしておくことも大事です。
住宅ローンを払い続ける事が本当に難しくなってしまった場合は、マイホームを手放す事も一つの方法です。
僻地だったり極端に狭い土地でなければ適正な価格で売却をする事も可能です。
令和6年の長野市の土地の平均坪単価は238,000円と去年に比べ0.4%上昇しているので、人気のエリアで土地を購入した、という方はもしかしたら土地の値段が少し上がっているかもしれません。
ただし、建物の値段は建築年数で価値が下がっていってしまうので、手放すときにびっくりするほど高値で取引される、という事は中々ありません。
この先どうなるかを予想する事が出来ませんが、今は無料で家の中や周辺環境からその時の不動産価格を知る事が出来るので、気になる方は一度相談してみてはいかがでしょうか。
そして、「せっかく自分たちで購入したマイホームを手放す事はしたくない」という事であればリースバックという方法もあります。
リースバックは自宅など所有している不動産を買い取ってもらう事で、まとまった資金を得る事ができます。
売却する場合は「まとまったお金を手に入れて終了」ですが、リースバックの場合はその後「賃貸として同じ家に家賃を払って住み続ける」事が出来るのです。
自分の持ち物ではなくなりますが、固定資産税や維持費を支払わなくて良くなるため、純粋に家賃の支払いで生計を立てていくことができて、ランニングコストが減ります。
同じ家に住めれば問題ない、という方は解決方法の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
お金の計算が曖昧だとせっかくマイホームを手に入れても不幸になってしまいます。
面倒な作業だと感じてしまう所ですが、高い買い物をするためにはしっかりとした資金計画がとにかく大事。
「これぐらいなら別に影響はないかな」というお金もきっちり計算に入れてあげる事がマイホーム貧乏にならない秘訣です。
適度な節約をしつつも旅行に行ったりたまには外食したりと、家族が幸せに暮らせるマイホーム計画をするとその後の生活も豊かになるのではないでしょうか。
今は中古住宅の需要も高く、新築にこだわらなくても満足のいく家が手に入る可能性もあります。
資金計画の段階で新築が難しくても、中古住宅を視野に入れてあげる事だって方法の一つです。
何よりも、これからの人生はずっと何も変わらないなんて事はありません。
歳を重ねていけば病気にかかるリスクも考えないとです。
何も変わらないと思ってマイホームを購入する事は絶対に避けましょう。
備えあれば患いなし。
まさにこの言葉通り、備えておけば回避できることがたくさんあります。
先々のことをしっかり考えて、マイホームを購入した後も幸せに暮らせる生活を手に入れましょう!
その為にはどんな事をしたらいいの?
自分たちにとって住宅ローンの借入はどのぐらいが安心?
住宅ローン以外のお金の事、どんな風に考えていけばいい?
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