家に関する内容をネットで調べていくと「家を買うのは賢くない」なんて言う方もチラホラ。

一方で「老後も家賃を払い続けるの？」と、持ち家の良さを謳う方も。

家に関する考え方は様々で悩んでしまいますよね。

長野市で住むなら賃貸の方が良いのでしょうか？それともやっぱり持ち家？
現在絶賛お悩み中の方、これからどうしようかな？と考えている方

今後の生活をイメージしながら是非参考にしてみて下さい。

持ち家のメリット

「持ち家」とは自分個人、もしくは家族で所有して居住している住宅の事を言います。
メリットはなんといっても「自分の資産になる」という事。

自分の資産になる、という事は子供に資産を残すことが出来るという事です。

賃貸では資産を残す事はできませんが、自己所有している持ち家なら将来資産として残してあげることが可能です。

長野市の持ち家に住んでいる一般世帯は63.6％と割合が多く、やはり「資産として残したい」「まわりの人たちが持ち家だから自分たちも持ち家が良い」と考えている方が多いのかもしれませんね。

そして、持ち家で戸建ての場合、内装や設備を自分たちで選択することができるため、満足度も高まります。

お好みのキッチンや浴室、内装にもこだわることが可能ですし、注文住宅なら間取りも自分たちで決めることができます。
何よりも好きな時に自由に建て替えやリフォームも可能です。

子供が独立して個々の部屋がいらなくなった
子供家族と一緒に住むことになった
高齢になったのでバリアフリー対応の家にしたい

このような時でも自分たちの意思で、いつでも好きなタイミングに話を進める事ができます。

また、住宅を購入する際に住宅ローンを組む方も多いと思いますが、住宅ローンを完済した後は、月々にかかる費用負担も少なくなります。

もし、働いている間に住宅ローンを完済したら、家賃が不要な持ち家は老後にも安心と言えますね。

更に、住宅ローンを組む際に団体信用生命保険に加入すると、万が一被保険者が死亡または高度障害になった場合でも住宅ローンの残債が0円になり、家族の負担が大幅に軽減されます。

一方で賃貸住宅では、一家の大黒柱が万が一の事態になっても家賃を払い続けなければならないため、経済的な負担が続く可能性があります。

このような観点からだと、持ち家を選ぶ際のメリットになるのではないでしょうか。

デメリット

持ち家のデメリットはとにかく初期費用が莫大な所。

住宅を購入する際には頭金や諸費用などの高額な初期費用が必要です。
諸費用の中身は印紙税や登録免許税、司法書士への支払いなど。

住宅種別ごとの諸費用目安は以下の通りとなります。

注文住宅	物件価格の3〜6％前後
新築一戸建て（建売住宅）	物件価格の6〜9％前後
中古一戸建て	物件価格の6〜9％前後
新築マンション	物件価格の3〜6％前後
中古マンション	物件価格の6〜9％前後

物件により多少の違いはありますが、余裕をもって物件価格の10％は準備をしておく必要があります。

4000万円が物件価格なら諸費用の目安は400万円、急に準備するのは中々大変です。

他にも家具家電など色々揃えようとするとさらに資金が必要となってしまうので、多めに見積もって物件価格の20％程の準備をしておくことがおすすめですが、4000万円の20％となると800万円。

賃貸と比べると初期費用としてはかなりの高額ですよね。

他にも、引っ越しや転勤などの理由で急に住み替えが必要になった場合、持ち家は賃貸物件に比べて簡単に売却できない場合があります。

また、ご近所トラブルや町の集まりなど、地域環境に問題がある場合は長期的なストレスになってしまう事も。

賃貸物件であれば、引っ越しが比較的容易にできますが、持ち家の場合は難しいですよね。

住んでいるエリアの市場価値が下がった場合には、資産価値が目減りするリスクも出てきてしまいます。

そして、持ち家は維持費用も確保しなければいけません。

修繕やメンテナンスはあらかじめ蓄えておかないと予期せぬ大きな出費になってしまいますし、固定資産税、火災保険料など、定期的な費用が発生します。

住宅ローンを組んだ場合、毎月の返済が長期間にわたって続くため、経済的な負担になることもあります。

持ち家は自分たちで管理していく必要があり、出費の額が大きめ。

それに加えて、出産など家族が増える等のライフスタイルの変化にあわせた費用計算をしていく必要が出てきてしまいます。

賃貸のメリット

賃貸のメリットは柔軟性が高いところ。

契約期間が比較的短いため、転勤やライフスタイルの変化に対応しやすく、引っ越しが必要になった場合でも、賃貸物件ならばスムーズに移動が可能です。

また、初期費用が低く、持ち家を購入する際の頭金や諸費用に比べて負担が少ないのも大きなメリットになります。

賃貸の場合は家賃の4～5倍ぐらいが初期費用として準備しておくと良いといわれています。
家賃が6万円なら5倍で35万円程度ですね。

初期費用は敷金や礼金、仲介手数料等が挙げられます。

長野市の家賃相場は5.28万円
ファミリー層に人気の2LDK～4LDKの場合は6万円～9万円程となっています。

新築の場合はもう少し金額が高いかもしれませんが、持家で住宅ローンを払う金額と比べるとやはり若干お安めの印象です。

さらに、賃貸物件では建物の修繕やメンテナンス費用を貸主が負担するため、住んでいる間の費用が抑えられます。

固定資産税も賃貸なら必要なし。

例えば、賃貸では水道や電気の故障が発生しても修理費用は貸主が負担することが多いですが、持ち家なら自己負担があたりまえになってしまいます。

また、不動産市場の変動や、自然災害による資産価値の変動リスクを回避できる点も魅力的です。

自分のライフスタイルやニーズに合った物件を選べる事が最大の魅力でもある賃貸。

・新婚夫婦
・出産して家族が増えた
・転勤
・子供が独立した
・高齢になり車を手放した

少なからずこの様なタイミングで部屋のニーズは全く異なってくるはずです。

その時その時の状況にあわせてすぐに引っ越しが可能な所はとても便利ですよね。

そして住宅購入では予算が足りず住めないエリアでも、賃貸なら都市部や便利な場所に住むことも比較的容易です。

こんなところも賃貸のメリットになるのではないでしょうか。

デメリット

賃貸のデメリットとしては、長期的に家賃の支払いが積み重なるため、長期的に見ると持ち家に比べて経済的な負担が大きくなることが考えられます。

住宅購入とは違い、賃貸の場合はどんなに高齢になっても家賃を払い続けなければいけません。

また、家賃の値上げや契約更新の際に予期せぬ費用が発生するリスクもあります。

そして、家賃は大家さんの収入になるので、自分の資産としての積み立てにはならず、将来的に資産を残すことはできません。

どんなにお金を払っても自分の物にはならない所が最大のデメリットと言えます。

さらに、賃貸物件では改装やリフォームが制限されている場合が多いため、自分の好みに合わせた内装や設備の変更が難しいことがあります。

あくまで借り物である賃貸物件では、壁に鋲を刺す事も大家さんに嫌がられてしまう場合もあります。

更にペットの制約・改装の制約など、自由な生活スタイルが取りづらくなる事も。

そうなると、やはり住環境に対する満足度が低くなってしまいますよね。

賃貸物件の選択肢が多い一方で、人気のあるエリアや条件の良い物件は競争率が高く、希望する物件を見つけるのが難しい場合があります。

高齢者が賃貸物件を借りようとする際には入居を断られてしまうというケースも。

また、長期間同じ場所に住み続ける場合、持ち家に比べて地域社会とのつながりが薄くなることがあります。
コミュニティへの貢献や地元のイベントへの参加が少なくなるため、人間関係の構築が難しくなることがあります。

このように、賃貸には経済的な負担や自由度の制限、人間関係の構築の難しさなどのデメリットがあります。

まとめ

持ち家が良いか、賃貸が良いか。
どちらにもメリット・デメリットが存在します。

一番大事な事は「今後自分たちがどうやって生活していきたいか」を慎重に考える事です。

どちらを選択してもお金がかかることに変わりはありません。
ならば家族にとって一番良い方法を話し合って考えてみましょう。

最後に
持ち家が向いている人の特徴
賃貸が向いている人の特徴
簡単に表でまとめてみたので是非参考にしてみてください。

それでも「自分たちはどっち？？」と思ったら、是非一度ご相談ください。
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