移住人気の長野だけど
移住人気の長野
昨年の長野県は過去最多の転入超過となりました。
決してマイナスな事ではないのですが、一方で気になるニュースもありました。
【長野市マンション建設加速~リーマンショック以降過去最多着工~】
長野市はここ数年、長野駅周辺が驚くほどにマンション建設がラッシュです。
未完成なのに完売御礼、
抽選で購入申込、
異常なマンション人気に沸く長野市
需要の要因としてコロナの影響による働き方の変化があります。
在宅・リモートワークが普及し、自然環境の豊かな地方へ移住、
特に長野市や上田市、佐久市は新幹線駅もあり利便性が良い。
たまに首都圏へ出社するにも1時間半程度で行ける。
非常に合理的な選択だと考えられますし、自治体にとっても嬉しいことです。
ところが転入超過の最も多かった市町村は長野市ではなく上田市でもなく佐久市でもない、
松本市だったんです。
松本市も特急あずさがあり、首都圏への公共交通手段はあります。ですが、新幹線駅と比べると明らかに利便性は負ける。ではなぜ人気なのか。
自然環境の良さ、商業施設の充実、戸建が可能な土地も長野市より豊富、
雪が少ない、隣は安曇野市
安曇野市も昨今芸能人の移住や、メディアでも取り上げられる頻度が多く、もはや全国区の知名度に。
週末や大型連休時は県外ナンバーがとても多いです。
やはり長野=自然環境の良さである以上、
自然環境の良いところで尚且つ自然環境に触れやすいライフスタイルが魅力。
となると開放的で暮らしやすく、できれば戸建の方が堪能できるわけです。
その可能性や条件は松本市・安曇野市に軍配が上がるのが現状。
せっかく長野県なのにマンションって・・・・そう思っても不思議ではありません。
長野市に話を戻すと、確かに首都圏との交通の利便性は良い。
ですが、開放的で自然環境に触れやすい戸建住宅が非常に困難な状況下にあります。
近年長野市は土地の高騰が凄まじく、坪単価が市町村の中でも異常に高い。
一見土地が豊富に見えるが市街化調整区域が多く、宅地開発が困難。
須坂市や小布施町は特例で宅地開発を推進するが、長野市は非常に腰が重い。。。。
マンションラッシュを良しとするのではなく、
戸建住宅を増やせる方針を強めないと、経済波及効果が乏しくなります。
行政が、長野県だからこその街づくりという目線に立たないと
圧倒的な人気を誇る松本市、安曇野市、
そして近年人気上昇のこちらも全国区の観光地・小布施町、
さらには超大型ショッピングモールが建設される須坂市、こういった周辺市町村にどんどんヒトと商業圏が奪われてしまいます。
マンション暮らしが合う方も当然いらっしゃいます。
ですが現役世代からすると「クルマ社会」の長野市
車のある生活にはやはり戸建が利便性に優れます。
土地がなかなか見つからない長野市ですが、長野店では土地探しのサポートもしております。
土地探しの情報網を広げる効果がありますので、ぜひご相談ください。
土地探しももちろん無料です。
(長野店・山岸)