
住宅購入にはたくさん決める事があったりと、時間がかかるもの。
「子供の入学に合わせて家の引き渡しを終わらせていたい」
「今のアパートの更新前には引っ越したい」
「住宅ローンの返済を考えて、できるだけ早く家を決めたい」
こんな風に考えていたとしても、かかる期間を把握していないと、
「全然間に合わなかった」
「無理やり間に合わせるために妥協して、満足な家に仕上がらなかった」
なんて事にもなりかねません。
家は何千万もする高額な買い物です。
できる事なら適切な時間をかけて、納得のいく家を建てたいですよね。
では実際はどのぐらいの期間を見ておけば良いのでしょうか?
今回は、長野市で注文住宅を建てる場合を中心に、家づくりのステップと、それぞれにかかるおおよその期間をご紹介したいと思います。
土地探しから始める場合はもちろん、すでに土地を持っている場合や、建売住宅を購入する場合についても触れていきます。
是非参考にしてみてください。
目次
- 予算の確認とニーズの把握(1~3か月)
- 土地探しと住宅会社選び(3~6か月)
- 土地の確認・購入と住宅プランの決定(2~4か月)
- 契約・申請・着工準備(1~3か月)
- 着工と施工(4~6か月程度)
- 完成・引き渡し・引っ越し(1~2か月)
- 長野市で家づくりの期間が長くなりやすいポイント
- 子どもの入学に合わせるなら、いつから始めればいい?
- まとめ
予算の確認とニーズの把握(1~3か月)

まずは予算を決める事、ここからが始まりです。
ローンを組んで毎月いくらの返済なら生活していけるのか。
更に、今後のライフスタイルの変化にも対応していけるような資金計画をする必要があります。
住宅ローンは何十年も返済していくものなので「今、いくら借りられるか」だけではなく、「将来も無理なく返済していけるか」という視点が大切です。
例えば、子どもが小さいうちは問題なくても、将来的に教育費が増えたり、車の買い替えが必要になったりすることもあります。
住宅ローン以外にも、固定資産税や火災保険、修繕費など、家を購入した後にもお金はかかります。
そのため、家づくりを始める前に、まずは全体の予算を把握しておきましょう。
予算の確認は以下の流れがおすすめです。
・ライフプランナーに相談して、将来のライフスタイルや収入の変化を考慮し、無理のない返済計画を立てる。
・住宅ローンの事前審査を受けて、借入可能額を確認する。
・土地代・建物代だけではなく、諸費用まで含めて総予算を考える。
予算の確認を事前にしておけば、借り過ぎを防いだり、自分たちの生活に合った家を選択する事ができます。
家に過剰にお金をかけてしまうと、住宅ローンの返済ができなくなって最終的には家を手放さないといけないなんてことも。
お金のかけ過ぎには要注意です。
また、同じようなタイミングで自分たちの家のニーズはどんなものがあるのかをリストアップしておきましょう。
例えばこのような事を考えておくと良いのではないでしょうか?
・家族何人で住む?
・部屋はどのぐらい必要?
・絶対にほしいもの(パントリー・ランドリールームなど)
・オール電化ORガス?
・駐車場の広さ(何台停められるようにするか)
・家の近くにはどんな施設が必要?(小中学校・スーパーなど)
家族構成やライフスタイルに合わせて、必要な部屋数や設備をリストアップする。
近隣の環境(学校、交通、商業施設など)を調査し、優先順位を決める。
みんなで書き出してみると、どれが優先順位の高いものか、わかりやすくなりますね。
情報収集も同時に進めていきましょう
それに加えて情報収集も同時進行で行いますが、これが意外と大変。
・インターネットや不動産業者を活用して、複数の住宅メーカーや物件を比較検討する。
・住宅展示場や完成見学会などで実際の家を見る。
・口コミやレビューを参考にして、信頼できる情報を集める。
住宅メーカーもたくさんあるし、ネットで調べると本当に色々な事が書いてあるので、その中からどれを拾ってくればいいのかわからなくなってしまう事も。
「調べすぎて逆に選べなくなってしまった」
なんて声もお聞きします。
他にも情報収集だけで気が付いたら半年、1年ぐらい時間が経ってしまっていたなんて方も。
おおよその期間は1ヶ月~3ヶ月ぐらいではありますが、こだわりすぎてしまったり、調べすぎてしまうと目安の期間はあっという間に過ぎてしまうので気を付けながら情報収集をしていきましょう。
土地探しと住宅会社選び(3~6か月)

土地から探す、という方は理想の土地を探すため、家を建てる人の中でも一番時間をかける必要があります。
希望の周辺環境や立地条件、交通の便などを考慮しながらネットや不動産会社を通じて探していきます。
事前に周辺環境で必要なものを書き出しているので、それに合わせてエリアを選択していくのが良いですね。
長野市の場合、同じ市内でもエリアによって生活環境が大きく変わります。
例えば、
・長野駅周辺などの市街地
・三輪、吉田などの市街地周辺
・稲里、川中島、篠ノ井方面
・古里、豊野、若穂などの郊外エリア
など、それぞれ土地価格や交通環境、周辺施設、土地の広さなどに違いがあります。
そのため、「長野市ならどこでもいい」ではなく、「どんな生活をしたいのか」からエリアを考えていくことが大切です。
ただ、土地も情報収集と同じように中々探すのが大変、とよくお聞きします。
「希望のエリアの土地が高額だけど、もっと安いものが出てくるのでは?」
「ここでもいいけど、もっと良い場所が出てくるのでは?」
こんな風に迷ってしまうと土地探しの段階で計画がストップしてしまいます。
土地と住宅会社は並行して探すのがおすすめ
ここで一つ注意しておきたいのが、「土地を決めてから住宅会社を探す必要はない」ということです。
むしろ、土地探しと住宅会社探しは同時に進めることをおすすめします。
なぜなら、土地を見ただけでは、「この土地に希望する家が建てられるのか」が分からないことがあるからです。
土地の大きさだけを見て、
「60坪あるから十分!」
と思って購入したものの、実際に建物を計画してみると、
・道路との接道条件
・建ぺい率・容積率
・土地の形状
・高低差
・上下水道
・造成工事
・擁壁
・用途地域
・各種法規制
などによって、想定していた家が建てられない場合があります。
そのため、気になる土地が見つかったら、購入を決める前に住宅会社にも相談して、「この土地なら、希望している家が建てられそうか?」を確認しておくと安心です。
土地探しで焦りすぎないことも大切

更に、予算より高い土地でも不動産屋さんから、
「他の方からもお問合せが来ています」
なんて言葉を聞いて焦って契約してしまい、建物の予算を削ってしまうなんてことも。
実際の所、「欲しいな」と思った土地は、他の人たちも欲しい土地なので、競争になりがちです。
気に入った土地で決める事が大前提ですが、冷静に予算と相談しながら焦らず・妥協点も見つけつつ後悔のない土地探しをしてほしい所です。
土地を見つけるにはこんな方法があります。
・不動産屋さんに探してもらう
・ネットで自分で探す
・住宅メーカーさんで探してもらう
どの方法を選んでも、最終的には不動産屋さんに入ってもらい、売主さんと売買契約をすることが多くなります。
契約時には手付金や仲介手数料などの支払いが発生する場合もあります。
また、引き渡しまでの時期は売主さんと相談して決めていきますが、土地の条件によっては契約から引き渡しまで時間がかかる場合もあります。
例えば、農地転用が必要な土地や造成工事が必要な土地などは、一般的な宅地よりも時間がかかる可能性があります。
土地の問い合わせの際は、
「いつ引き渡しが可能なのか」
「希望の建物は建つのか」
「追加工事はどの程度必要なのか」
などをしっかり確認して購入手続きを進めていきましょう。
土地の確認・購入と住宅プランの決定(2~4か月)

土地の目星がついたら、住宅会社との具体的な打ち合わせを進めていきます。
先ほどもお話ししたように、土地探しと住宅会社選びは並行して行っていくのがおすすめです。
土地が決まってから住宅会社を探し始めるよりも、土地を探している段階から相談しておいたほうが、スムーズに家づくりを進められます。
また、建物に関しては事前に考えていた希望をしっかり伝える事と、「いつ引き渡しを希望しているか」を話しておきましょう。
そうするとスケジュールを逆算しやすくなります。
打ち合わせの内容は、一般的に以下のような流れで行われます。
①初回打ち合わせ(ヒアリング)
・予算・スケジュールの確認
・希望の間取りやデザインの大まかなイメージ共有
・土地の状況や法規制の確認
②間取り・基本設計打ち合わせ
・間取りの提案・修正
・日当たりや動線の確認
・構造や耐震性などの基本的な仕様検討
③仕様・設備打ち合わせ
・外観デザイン(外壁・屋根・窓など)
・内装(床材・壁紙・ドアなど)
・キッチン・浴室・トイレ・照明・コンセント位置の決定
・断熱・気密性能などの確認
④詳細設計・最終確認
・仕様の最終チェック
・見積もりの確認と調整
・契約内容の確認
⑤工事前打ち合わせ
・着工日や工事スケジュールの説明
・近隣への挨拶について
・地鎮祭を実施するかどうか
・変更が可能なタイミングの確認
こだわりが多ければ多いほど打ち合わせ回数が増える傾向があります。
ここで時間がかかってしまうと、当初予定していたスケジュールから大幅に遅れてしまう場合もあります。
打ち合わせには意外と時間がかかります
打ち合わせは1回で2~3時間程度の時間が必要になることもあります。
それを何回も繰り返すわけですから、家づくりでは想像以上に時間を使います。
例えば、
1回3時間の打ち合わせを10回行うと=計30時間、打ち合わせだけで時間がかかります。
期間を3ヶ月で考えたとしても、月に10時間程度は打ち合わせの時間を確保しなければなりません。
通常の生活を続けながら月10時間を確保するのはとても大変なことです。
夫婦それぞれ仕事をしていたり、子育てをしながら家づくりをする場合は、なおさらです。
打ち合わせはスムーズに行えるように、事前に家族で意見をまとめておくなどしておきましょう。
そして、意外と見落としがちなのは、住宅会社の担当者との相性によってもスピードが変わってくる、という事。
担当者との相性が悪いと、お互いに意図を汲み取ることが出来ないので連絡が多くなったり、希望がうまく伝わらずやり直しになったりと時間がかかってしまいます。
「希望の整理」
「担当者との相性」
ここはしっかり見極めていきたい所です。

予算オーバーにも注意しましょう
そして、一番大事な所は、予算オーバーを防ぐために都度見積もりを確認しておきましょう。
「せっかく建てるなら、これも欲しい」
「一生に一度だから、ここもグレードアップしたい」
と打ち合わせを進めているうちに、最初の予算から大きくオーバーしてしまうことがあります。
費用がかかり過ぎている場合は見直しが大事になってきます。
「絶対に必要なもの」
「できれば欲しいもの」
「なくても困らないもの」
と分けて考えておくと、予算調整もしやすくなります。
契約・申請・着工準備(1~3か月)

間取りや仕様が決まり、住宅会社との契約が終わったら、すぐに工事が始まるというわけではありません。
住宅ローンの本審査や各種申請、建築確認など、着工までにもいくつかの手続きがあります。
土地を購入する場合は土地の決済や所有権移転などもあります。
住宅ローンを利用する場合には、金融機関との手続きも必要になります。
また、土地によっては、
・造成工事
・上下水道工事
・地盤改良
・農地転用
などが必要になる場合があります。
こうした工事や手続きが必要になると、その分だけスケジュールも長くなる可能性があります。
特に土地探しの段階で「この土地は購入したらすぐ家を建てられる土地なのか?」を確認しておくことが重要です。
着工と施工(4~6か月程度)

着工までの打ち合わせが終わったら、いよいよ施工開始となります。
施工会社によって完成までの期間は変わってきますが、一般的な一戸建ての場合、着工から完成まで4~6か月程度を一つの目安として考えておくとよいでしょう。
ただし、住宅の大きさや工法、仕様、工事内容などによって期間は変わります。
また、長野市で家を建てる場合は、冬の時期の工事についても考えておく必要があります。
長野市は地域によって積雪量や気候が異なり、冬場は天候によって工事の進み方に影響が出る可能性があります。
そのため、「〇月までに完成すればいい」ではなく、「〇月には着工できる状態にしておく」というように、少し余裕を持ったスケジュールを組んでおくと安心です。
工事中にも確認することがあります
もし、施工中に希望通りの仕上がりになっているか現場確認をしたいという場合や、変更したい場合は工事中でも打ち合わせが必要になります。
何十年も住む予定の家なら、手を抜くことなくしっかり建築されているか確認したい、実際に見て直してほしいという方も多くいらっしゃいます。
ただ、これもやり過ぎてしまうと工事期間が延びてしまう原因になるので注意が必要です。
工事が進んでからの変更は、追加費用が発生したり、工期に影響したりすることもあります。
そのため、できるだけ着工前に仕様を決めておくことが大切です。
完成・引き渡し・引っ越し(1~2か月)

工事が完了したら、いよいよ完成です。
最終的には仕上がりの確認や最終チェックを行い、問題がなければ引き渡しとなります。
引渡し前の打ち合わせは1回~3回程度行われ、設備の使い方の説明や引き渡しの日程を決めていきます。
引き渡しの日程が決まったら、引っ越しの手配も済ませておく必要があります。
ただし、時期によっては引っ越しの予約がいっぱいで手配できない!!なんてことも。
特に3月~4月は、入学・入社・転勤などによる引っ越しが集中する時期です。
子どもの入学に合わせて新居へ引っ越したい場合は、引き渡し日だけではなく、引っ越し業者の予約まで含めて早めに計画しておくことをおすすめします。
長野市で家づくりの期間が長くなりやすいポイント
ここまで家づくりの一般的な流れをご紹介しましたが、実際には予定より時間がかかるケースもあります。
特に長野市で土地から購入して家を建てる場合、次のような点には注意しておきましょう。
①土地探しに時間がかかる
希望するエリアや予算によっては、条件に合う土地がなかなか見つからないことがあります。
「駅から近い」
「学校にも近い」
「スーパーも近い」
「土地が広い」
「価格も安い」
というように条件を増やしていくほど、該当する土地は少なくなります。
最初に希望条件の優先順位を決めておくことが大切です。
②土地の造成や上下水道工事が必要
土地によっては、そのまま建物を建てられるとは限りません。
造成や上下水道の引き込み、擁壁工事などが必要になる場合があります。
こうした工事が必要な土地は、土地そのものの価格だけではなく、「家を建てられる状態にするための費用と期間」まで考える必要があります。
③住宅会社との打ち合わせが長引く
間取りや設備、内装など、決めることはたくさんあります。
家族で意見がまとまらなかったり、変更を繰り返したりすると、その分だけ時間がかかります。
④住宅ローンや各種手続き
住宅ローンを利用する場合は、事前審査、本審査、契約、融資実行など、いくつかの手続きがあります。
必要書類の準備などにも時間がかかるため、早めに確認しておきましょう。
⑤冬の時期をまたぐ
長野市で家を建てる場合、冬の天候による工事への影響も考えておきたいところです。
特に外構工事などは天候の影響を受けることがあります。
そのため、完成予定日ギリギリではなく、ある程度余裕を持った計画がおすすめです。
子どもの入学に合わせるなら、いつから始めればいい?

家づくりを考える方の中には「子どもの小学校入学に合わせて引っ越したい」という方も多くいらっしゃいます。
では、いつ頃から家づくりを始めればいいのでしょうか?
土地探しから始める注文住宅の場合、全体で1年~1年半程度を見ておくと安心です。
場合によっては2年以上かかることもあります。
例えば4月に入学するのであれば、前年の春~夏頃には家づくりをスタートするくらいのイメージで考えておくとよいでしょう。
さらに、
「この小学校の学区に住みたい」
など、土地の条件が厳しくなる場合は、もっと早くから動いておくと安心です。
土地がすぐに見つかるとは限りませんし、気に入った土地が見つかっても、その土地に希望する住宅を建てられるとは限りません。
また、住宅会社との打ち合わせにも数か月かかります。
そのため「4月に引っ越したいから、1月から家を探そう」では、かなりタイトなスケジュールになってしまいます。
家づくりは、完成予定日から逆算して考えることが大切です。
まとめ

長野市で家を購入するまでの期間は、購入する住宅の種類や土地の有無によって大きく変わります。
注文住宅を土地探しから始める場合は、おおよそ1年~1年半程度、余裕を持つなら1年半~2年程度を目安に考えておくとよいでしょう。
一方で、すでに土地を持っている場合は土地探しの期間がないため、もう少し短くできる可能性があります。
また、建売住宅や完成済みの中古住宅などであれば、物件探しから契約、引き渡しまでの期間を短くできる場合もあります。
ただし、どの場合でも「家を買う=すぐに引っ越せる」というわけではありません。
特に注文住宅の場合は、
予算を決める
↓
土地・住宅会社を探す
↓
土地を決める
↓
間取り・仕様を決める
↓
契約・各種申請
↓
着工
↓
完成
↓
引き渡し・引っ越し
というように、たくさんの工程があります。
家づくりは時間をかければかけるほど良い、という訳ではありませんが、自分たちが決めた「絶対に必要なもの」が希望通りになっているかを都度確認するようにしましょう。
また、家の購入という大きな買い物をした後でも、日常生活に支障が無いようにすることが大事になってきます。
予算オーバーした家にしてしまい、ローンの返済に苦しむ、なんてことは避けたい所。
「ピンポイント」でこだわって「予算内の満足できる家」
を目指すようにしていくのがおすすめです!
そして、家づくりで大切なのは、「いつまでに引っ越したいのか」から逆算して計画することです。
「子どもの入学に間に合わせたい」
「アパートの更新前に引っ越したい」
「〇月までには新居で生活を始めたい」
という希望がある場合は、できるだけ早い段階で住宅会社や不動産会社に伝えておきましょう。
予定より土地探しに時間がかかったり、住宅会社との打ち合わせが長引いたりすることもあります。
だからこそ、ギリギリのスケジュールではなく、少し余裕を持って家づくりをスタートすることが、後悔しない家づくりにつながります。
「何から始めればいいのかわからない」
「土地と住宅会社、どちらから探せばいい?」
「自分たちの予算でどんな家が建てられる?」
そんな場合は、まず家づくり全体のスケジュールを整理してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

