長野市内で30坪の一戸建てを建てる。予算は一体いくら?

長野市内でお家を建てる際、30坪(約99㎡)の広さを検討している方も多いのではないでしょうか。

「30坪だと少し狭いのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、30坪でも間取りを工夫すれば、家族が快適に暮らせるお家を建てることは十分に可能です。

例えば、夫婦と子ども1人、または子ども2人のご家庭でも、部屋数や収納スペースを工夫することで、暮らしやすい住まいを実現できます。
建売住宅でも30坪前後の住宅は選択肢の一つとなっており、必要な広さや予算に合わせて住宅を検討することが大切です。

では、長野市内で30坪の一戸建てを建てる場合、予算はいくら必要なのでしょうか?
住宅にかかる費用は、建物の大きさだけでは決まりません。
土地を購入するかどうか、どのエリアに住むのか、注文住宅にするのか建売住宅にするのかによっても、必要な金額は大きく変わってきます。

今回は、長野市内で30坪の一戸建てを購入する場合の予算について、土地代や建物代、諸費用、住宅ローンなどのポイントを見ていきたいと思います。

目次

  1. 30坪の家で人気の間取りは?
  2. 必要な土地の広さは?
  3. 長野市の土地価格はどれくらい?
  4. 建売住宅か、注文住宅か
  5. 家を建てるには諸費用がかかる
  6. 住宅ローンの借入金額・手持金はどれぐらい?
  7. 建てたいお家によって費用は変わってきます
  8. 30坪の一戸建てを建てる際の予算を考えよう

1. 30坪の家で人気の間取りは?

30坪は約99㎡で、畳に換算すると約60畳分の広さとなります。

ただし、これは建物全体の面積です。2階建ての場合は1階と2階の合計となるため、30坪すべてを1階で使えるわけではありません。

例えば、1階が15坪、2階が15坪という間取りであれば、延床面積は合計30坪となります。
30坪の住宅では、3LDK~4LDK程度の間取りが検討しやすいでしょう。

夫婦と子ども1人のご家庭であれば、主寝室と子ども部屋、リビングを確保できます。
子どもが2人いる場合でも、部屋の広さや収納の配置を工夫することで、それぞれの個室を設けられる可能性があります。

もちろん、希望する間取りや生活スタイルによって必要な広さは変わってきます。
リビングを広くしたい場合は、個室の数や広さとのバランスを考える必要があります。
反対に、家族それぞれの個室を優先したい場合は、リビングの広さを調整するなど、優先順位を決めていくことが大切です。

30坪でも開放感のあるお家にできる?

30坪のお家でも、間取りや設計の工夫によって開放感を出すことができます。

リビングに吹き抜けを設けると、天井が高くなり、実際の床面積以上に広く感じられることがあります。
高い位置に窓を設ければ、自然光を取り込みやすくなる点もメリットです。

ただし、吹き抜けを設けると2階に使える床面積が減るほか、冷暖房の効率や空調計画にも配慮する必要があります。
長野市は冬の寒さが厳しい地域でもあるため、吹き抜けを取り入れる場合は、断熱性能や気密性能も含めて検討しましょう。

また、スキップフロアを設けたり、階段下のスペースを収納として活用したりする方法もあります。
限られた面積でも、空間を無駄なく使うことで、暮らしやすいお家を目指すことができます。

収納スペースも忘れずに考えよう

お家を建てる際は、部屋数だけでなく収納スペースも重要です。

収納が足りないと、せっかく広いリビングをつくっても、荷物が増えて生活スペースを圧迫してしまうことがあります。
収納は、玄関やキッチン、洗面所、寝室など、使う場所に合わせて確保すると便利です。

長野市では、冬用の衣類や暖房器具、除雪用品などを収納したいご家庭もあるでしょう。
こうした地域ならではの持ち物も考慮しておくと、入居後に収納が足りなくなるリスクを減らせます。

屋根裏収納や小屋裏収納を設ける方法もありますが、建築基準法上の条件や使い勝手を確認する必要があります。
30坪という限られた広さだからこそ、どのような暮らしをしたいのかを考えながら、間取りを決めていきましょう。

2. 必要な土地の広さは?

長野市で30坪の家を建てる場合、必要な土地の広さは建てたいお家の形やエリアによって変わってきます。
同じ30坪の建物でも、平屋にするのか、2階建てにするのかによって必要な土地の広さは違います。

また、土地には建てられる建物の大きさを制限するルールがあります。
それが「建ぺい率」と「容積率」です。

建ぺい率とは?

建ぺい率とは、土地の面積に対して、建物を真上から見たときの面積(建築面積)がどれくらいの割合を占めるかを示すものです。

例えば、60坪の土地で建ぺい率が50%の場合、建築面積の上限は原則として30坪となります。
つまり、30坪の平屋を建てたい場合、建ぺい率50%の土地であれば、計算上は60坪以上の土地が必要になります。

ただし、実際には建物の形状や敷地の条件、建築基準法上の制限なども関係するため、単純な計算だけで判断することはできません。

一方、2階建ての場合は1階部分の建築面積を小さくできるため、平屋よりもコンパクトな土地で建てられる可能性があります。

容積率とは?

容積率とは、土地の面積に対する建物の延床面積の割合を示すものです。

例えば、50坪の土地で容積率が80%の場合、延床面積の上限は原則として40坪となります。
そのため、延床面積30坪のお家を建てる場合、計算上は約37.5坪以上の土地が必要になります。

ただし、容積率についても、前面道路の幅員による制限などが関係するため、実際に建築できる面積は土地ごとに確認する必要があります。

30坪の家なら土地は何坪必要?

それでは、30坪の住宅を建てる場合、どのくらいの土地を用意すればよいのでしょうか?
建物の形状や建ぺい率などを考慮した目安を見てみましょう。

建物・土地の条件土地面積の目安
30坪の平屋・建ぺい率50%60坪以上
30坪の平屋・建ぺい率60%50坪以上
延床面積30坪の2階建て30~40坪台なども検討可能
駐車場や庭を広く確保したい場合上記より広い土地が必要になることも

※建ぺい率による単純計算などを示した目安です。実際には敷地の形状、道路との位置関係、駐車スペース、庭、建物の配置などによって必要な面積が変わります。

特に長野市でお家を建てる場合、車を何台駐車するのかも考えておきたいポイントです。
夫婦それぞれが車を所有しているご家庭では、2台分の駐車スペースが必要になることも多いでしょう。
来客用の駐車場や自転車置き場、庭なども確保したい場合は、建物の広さだけで土地を選ばないようにしましょう。

また、住みたいエリアの用途地域によって、建ぺい率や容積率の指定も異なります。
土地を購入する前に、不動産会社や住宅会社に建築可能な建物の大きさを確認しておくと安心です。

3. 長野市の土地価格はどれくらい?

30坪の一戸建てを建てる際、予算に大きく影響するのが土地の価格です。
同じ30坪の住宅でも、どのエリアに土地を購入するかによって、総額は大きく変わってきます。

長野市内でも、長野駅周辺のように交通や買い物の利便性が高い地域と、中心部から離れた地域では、土地の価格に差があります。

通勤や通学の利便性を重視するのか、広い土地を確保してゆったり暮らしたいのかによっても、選ぶエリアは変わってくるでしょう。

土地の価格によって予算はどれくらい変わる?

50坪の土地を購入する場合、坪単価によって土地価格は次のように変わります。

坪単価50坪の土地価格
10万円500万円
15万円750万円
20万円1,000万円
25万円1,250万円
30万円1,500万円
35万円1,750万円

このように、坪単価が10万円違うだけでも、50坪の土地では500万円もの差が生まれます。

500万円という金額は、住宅購入において決して小さな金額ではありません。
建物の設備をグレードアップしたり、住宅ローンの借入額を減らしたりすることもできる金額です。

住宅購入では、土地も建物も金額が大きいため、数十万円や数百万円の差を小さく感じてしまうことがあります。
しかし、最終的な総額を考えると、土地選びは予算を左右する重要なポイントです。

土地の価格は坪単価だけで判断しない

土地を探すときは、坪単価だけでなく、土地全体の価格や購入後に必要となる費用にも注目しましょう。
安い土地を見つけたとしても、道路との高低差が大きい場合は、造成工事や擁壁工事が必要になる可能性があります。
また、土地の状態によっては、地盤改良工事や上下水道の引き込み工事などが必要になることもあります。

こうした費用は土地の価格だけを見ていても分かりにくいため、購入前に確認しておくことが大切です。

さらに、通勤や通学にかかる時間、スーパーや病院までの距離、冬場の道路状況なども考えておきたいところです。
土地の価格が安くても、毎日の生活で不便を感じてしまっては、長く住み続けるうえで負担になることがあります。
反対に、希望する条件をすべて満たす土地が高額になる場合は、少しエリアを広げることで予算に合う土地が見つかるかもしれません。

長野市内で土地を探す際は、土地の価格だけでなく、生活の利便性や建築費用も含めて検討していきましょう。

4. 建売住宅か、注文住宅か

家を購入するときには、建売住宅にするのか、注文住宅にするのかという選択肢があります。
どちらを選ぶかによって、住宅購入に必要な費用や入居までの流れが変わってきます。

建売住宅の特徴

建売住宅は、土地と建物がセットで販売されている住宅です。
すでに建物が完成している物件であれば、実際の間取りや広さ、設備などを見てから購入を検討できます。

また、土地と建物を合わせた販売価格が提示されているため、注文住宅と比べて購入に必要な金額を把握しやすいというメリットがあります。
30坪前後の建売住宅であれば、3LDKや4LDKなどの間取りを選べる場合もあります。

ただし、建売住宅は間取りや設備などを自由に変更できないことが多いため、自分たちの希望に合う物件を探す必要があります。
「間取りに強いこだわりはない」「予算を抑えたい」「実際の建物を見てから決めたい」という方には、建売住宅が選択肢になるでしょう。

注文住宅の特徴

注文住宅は、土地を購入したうえで、自分たちの希望に合わせて間取りや設備などを決めていく住宅です。
リビングの広さや収納の位置、キッチンの仕様、外観のデザインなど、こだわりを反映しやすい点が魅力です。

一方で、希望を増やしていくと建築費用が高くなりやすいという面もあります。
また、建物本体の費用だけでなく、土地の購入費用や付帯工事費、諸費用なども含めて予算を考えなければなりません。

注文住宅を検討する場合は、最初に総予算を決め、その範囲内で優先順位をつけながらプランを考えていくことが大切です。

30坪の住宅なら、どちらが安い?

一般的には、仕様や条件が同程度であれば、建売住宅のほうが購入価格を抑えやすい場合があります。
ただし、注文住宅でも建物の形状や設備、仕様を工夫することで、予算を調整することは可能です。

また、建売住宅は土地と建物がセットになっているため、土地を別に探す手間を減らせるというメリットもあります。

一方、注文住宅は土地探しから始める場合、土地の条件によって総額が大きく変わります。
希望するエリアで土地を購入し、建物にもこだわりたい場合は、土地代と建築費用の両方を調整しなければならないこともあります。

どちらがよいかは、住宅に求める条件や予算によって異なります。
「自分たちに合った間取りにしたい」という希望が強いのであれば注文住宅、「価格や入居までの分かりやすさを重視したい」のであれば建売住宅を中心に検討するなど、家族で話し合ってみましょう。

5. 家を建てるには諸費用がかかる

住宅を購入する際に忘れてはいけないのが、土地代や建物代以外にかかる諸費用です。

家を購入するために必要なお金は、大きく分けると次の3つになります。

  • 土地の購入費用
  • 建物の建築費用
  • 諸費用や付帯工事費など

土地の価格や建物本体の価格は、広告や見積書などで確認できます。

しかし、諸費用や付帯工事費は、契約内容や土地の状況、住宅ローンの利用条件などによって変わるため、分かりにくい部分でもあります。

土地の購入にかかる費用

土地を購入する場合、土地そのものの価格以外にも費用がかかることがあります。
不動産会社を通じて土地を購入する場合は、仲介手数料が発生することがあります。
そのほか、契約内容や条件によっては、印紙税や登記に関する費用なども必要です。
さらに、土地の状態によっては、造成工事や地盤改良工事、上下水道の引き込み工事などが必要になる場合があります。

土地の購入価格が安くても、追加工事が多くなれば、結果的に総額が高くなってしまうこともあります。
そのため、土地を選ぶ際は、土地の価格だけで判断せず、建築に必要な工事費用も確認しておきましょう。

建物の建築にかかる費用

注文住宅の場合、建物本体の工事費用以外にも、さまざまな費用が発生します。

給排水設備や電気設備などの付帯工事費、外構工事費などがその一例です。
住宅会社によって見積もりに含まれる項目が異なるため、金額を比較するときは注意が必要です。
A社の見積もりが安く見えても、外構工事や照明、カーテンなどが別料金になっている場合があります。
反対に、最初から必要な工事が多く含まれている見積もりであれば、金額が高く見えることもあるでしょう。

見積書を確認するときは、建物本体の価格だけでなく、どこまでの工事が含まれているのかを確認することが大切です。

住宅ローンや登記にかかる費用

住宅ローンを利用する場合は、金融機関に支払う事務手数料や保証料などが必要になることがあります。
また、土地や建物の所有権に関する登記、住宅ローンを利用する際の抵当権設定登記などにも費用がかかります。

登記の手続きを司法書士に依頼する場合は、司法書士への報酬も必要です。
そのほか、火災保険料や地震保険料、住宅ローン契約に関する費用なども考慮しておきましょう。

家具・家電の購入費用も忘れずに

住宅購入では、入居するまでに必要な家具や家電の購入費用も見落としがちです。
新しいお家に引っ越すタイミングで、冷蔵庫や洗濯機、テレビ、エアコンなどを買い替える方もいるでしょう。
また、カーテンや照明、ダイニングテーブル、ソファなども必要になる場合があります。
今まで使っていたものをそのまま使えるのであれば費用を抑えられますが、新居のサイズや間取りに合わず、買い替えが必要になることもあります。

こうした費用は建物の見積もりには含まれていない場合もあるため、住宅購入の予算とは別に考えておくと安心です。

住宅購入では、土地代と建物代だけを見ていると、最終的な支出が想定よりも増えてしまう可能性があります。
諸費用や引っ越し費用、家具・家電の購入費用なども含めて、余裕を持った予算を組んでおきましょう。

6. 住宅ローンの借入金額・手持金はどれぐらい?

住宅購入を考える際に、気になるのが住宅ローンの借入金額ではないでしょうか。
「自分たちはいくら借りられるのか?」「頭金はどのくらい必要なのか?」と考える方も多いと思います。

ただし、金融機関から借りられる金額と、無理なく返済できる金額は必ずしも同じではありません。
住宅ローンを組む際は、借入可能額だけでなく、毎月の生活費や将来必要になるお金も考慮しておくことが大切です。

借入金額は月々の返済額から考えよう

住宅ローンを3,000万円借りた場合、金利や返済期間によって毎月の返済額は変わります。

返済期間35年、元利均等返済、ボーナス返済なしとして計算すると、毎月の返済額の目安は次のようになります。

借入金額金利1.0%の場合金利2.0%の場合
2,500万円約7.1万円約8.3万円
3,000万円約8.5万円約9.9万円
3,500万円約9.9万円約11.6万円
4,000万円約11.3万円約13.3万円

※元利均等返済、返済期間35年、ボーナス返済なしとして試算した概算です。実際の返済額は、金融機関の条件や金利タイプなどによって異なります。諸費用や団体信用生命保険の条件なども別途確認が必要です。

このように、同じ借入金額でも金利が違えば返済額に差が出ます。

また、変動金利を選んだ場合は、将来の金利変動によって返済負担が変わる可能性があります。
住宅ローンを検討する際は、現在の金利だけでなく、金利が上昇した場合にも返済を続けられるか考えておきましょう。

住宅ローン以外の支出も考えよう

お家を購入すると、住宅ローンの返済以外にもさまざまな支出が発生します。
固定資産税や都市計画税、火災保険料、修繕費などがその一例です。

戸建て住宅は、将来的に外壁や屋根のメンテナンス、給湯器などの設備交換が必要になることもあります。
マンションと違って毎月の管理費や修繕積立金がない場合でも、将来の修繕費用を自分たちで準備しておかなければなりません。
さらに、長野市で暮らす場合は、冬場の暖房費や車の維持費なども考慮したいところです。

住宅ローンの返済額だけを見て予算を決めるのではなく、住宅を維持するための費用も含めて考えることが大切です。

手持金はどのくらい必要?

住宅購入では、頭金としてまとまったお金を用意する方もいますが、必ずしも物件価格の一定割合を頭金として支払わなければならないわけではありません。
金融機関や住宅ローンの商品によっては、物件価格に近い金額を借り入れられる場合もあります。
ただし、借入額が増えれば、その分だけ利息を含めた総返済額も増える可能性があります。

また、頭金を多く支払えばよいというわけでもありません。
手持ちの貯蓄を頭金に使い切ってしまうと、引っ越し後の生活費や急な出費に対応できなくなる可能性があるからです。
住宅を購入した後も、病気やけが、車の買い替え、家電の故障など、まとまったお金が必要になることがあります。
そのため、頭金や諸費用を支払った後にも、生活に必要な貯蓄を残しておくことが重要です。

住宅ローンの借入額は、年収や金融機関の審査だけで決めるのではなく、家族の生活設計に合わせて検討しましょう。

7. 建てたいお家によって費用は変わってきます

30坪の一戸建てといっても、どのような家を建てるかによって費用は大きく変わります。
建物の形状や設備、断熱性能、耐震性能など、希望する条件によって建築費用は変わってきます。

また、土地を購入する場合は、土地代も含めて予算を考えなければなりません。

30坪の注文住宅を建てる場合の予算例

それでは、長野市内で30坪の注文住宅を建てる場合、どのくらいの予算を考えておけばよいのでしょうか?
土地を購入して30坪の注文住宅を建てる場合の予算例を見てみましょう。

費用の項目予算の例
土地購入費用1,000万円
建物本体工事費2,400万円
付帯工事・外構工事費300万円
諸費用200万円
合計3,900万円

※金額は予算をイメージするための仮の例です。長野市内の実際の土地価格や住宅会社の見積もりを示すものではありません。土地の条件、建物の仕様、工事内容、諸費用などによって総額は変わります。

この例では、土地代と建物本体の工事費だけで3,400万円となります。
さらに、付帯工事費や外構工事費、諸費用を加えると、総額は3,900万円になります。
ここに家具・家電の購入費用や引っ越し費用などが必要になる場合は、その分も予算に含める必要があります。

反対に、土地をすでに所有している場合は、土地の購入費用がかからないため、総予算を抑えやすくなります。
ただし、所有している土地でも、地盤改良や造成などの工事が必要になる場合は別途費用が発生します。

30坪という広さだけで建築費用を判断せず、土地の条件や建物の仕様も含めて考えていきましょう。

住宅の性能や設備にこだわると費用は上がる?

現在は、住宅の断熱性能や省エネ性能を高めたり、便利な設備を取り入れたりすることもできます。

太陽光発電システムや蓄電池、全館空調、高性能な断熱材や窓、高効率な給湯設備などは、家づくりで検討される設備や仕様です。
こうした設備を導入することで、光熱費の削減や暮らしやすさの向上につながる可能性があります。

一方で、初期費用が増える場合もあります。
太陽光発電システムを導入する場合は、設置費用だけでなく、将来のメンテナンスや設備の交換費用なども考慮する必要があります。
全館空調なども、初期費用だけでなく、日々の電気代や維持管理の費用を含めて検討するとよいでしょう。

また、住宅の省エネ性能を高めることは、長野市のように冬場の暖房が欠かせない地域では、快適な住環境を考えるうえでも重要です。

ただし、設備を増やせば必ずお得になるというわけではありません。
家族の暮らし方や使用頻度、将来のメンテナンス費用なども含めて、自分たちに合った設備を選ぶことが大切です。

予算を抑えるなら優先順位を決めよう

住宅会社のモデルハウスやカタログを見ていると、魅力的な設備やデザインがたくさんあります。
「せっかく新築するなら、これも付けたい!」と希望が増えてしまうこともあるでしょう。
しかし、希望をすべて盛り込んでいくと、当初の予算を超えてしまう可能性があります。

そのため、家づくりを始める前に、家族で希望する条件を整理しておくことをおすすめします。

絶対に譲れない条件

  • 通勤や通学に便利な場所に住みたい
  • 子ども部屋を2つ確保したい
  • 冬でも暖かく暮らせる断熱性能を重視したい

できれば取り入れたい条件

  • 広いウッドデッキが欲しい
  • キッチンの設備をグレードアップしたい
  • 太陽光発電や蓄電池を導入したい

このように優先順位をつけておくと、見積もりが予算を超えたときにも、どこを調整するべきか判断しやすくなります。

また、最初の見積もりに含まれていない工事や設備がないかも確認しておきましょう。
住宅購入では、契約時の金額だけでなく、最終的に入居するまでに必要な費用を把握することが重要です。

8. 30坪の一戸建てを建てる際の予算を考えよう

長野市内で30坪の一戸建てを建てる場合、必要な予算は土地の有無や購入するエリア、建物の仕様などによって変わってきます。

土地を購入して注文住宅を建てる場合は、建物本体の工事費だけでなく、土地代や付帯工事費、諸費用なども含めて考えなければなりません。
一方、建売住宅であれば、土地と建物を合わせた販売価格をもとに検討しやすいというメリットがあります。

また、同じ30坪の住宅でも、ローコスト住宅を選ぶのか、住宅性能や設備にこだわるのかによって、建築費用は大きく変わります。
大切なのは、建物の価格だけで判断せず、住宅購入に必要な総額を把握することです。

そして、住宅ローンを利用する場合は、借りられる金額ではなく、無理なく返済を続けられる金額を基準に考えましょう。
住宅を購入した後も、光熱費や固定資産税、修繕費、車の維持費など、さまざまな支出が続きます。
せっかく理想のお家を建てても、毎月の返済が苦しくなってしまっては、安心して暮らし続けることが難しくなってしまいます。

まずは家族で希望する条件を話し合い、土地と建物にどのくらいの費用をかけるのか、諸費用や入居後の支出をどのくらい確保するのかを整理してみましょう。

30坪という広さを上手に活用しながら、予算と暮らしやすさの両方を大切にして、長く住み続けられるお家を目指していきましょう。